母性愛をテーマに、快適な空間を目指して
当院は、「春の図書館」をイメージして平成9年3月に開院いたしました。
その後、病室が手狭になったため、従来の建物に隣接して平成20年3月に入院、分娩棟を新築いたしました。(設計:佐藤俊彦建築設計室)
建物のイメージは「イタリアの町の教会」です。全室個室(18室)です。建物のシンボルとして、塔屋に「母性愛」をテーマにしたステンドグラスを設置いたしました(製作:帆足ステンドグラス工房)。
平成28年5月には、外来患者さまに、より快適な外来空間をご提供するため、再び佐藤先生にお願いして従来の外来棟を増改築致しました。
ゆったりとした待合いホールや、広い多目的ホールを造っております。
待合いホールには、壁一面に母子像のステンドグラスを、帆足ステンドグラス工房に製作して頂きました。
当院スタッフ(院長、事務長)が「母性愛」をテーマに作成した原画を工房に提案いたしました。お母さんたちの母性愛を呼び覚まし、それが大きく育つことを応援したいという、当院の願いが込められている作品です。
また、玄関エントランスには健やかに、前向きに育児をする、母性愛に溢れたお母さんと、その子ども達のブロンズ像(作品名:慈愛)を置きました。この作品は福岡県糸島ご出身の彫刻家、大神崇維先生のご遺族からご寄贈頂いたものです。
平成31年2月には、入院棟を新築して、10年が経ちましたので、病室などをリニューアルする内装工事を行いました。より快適に入院生活を過ごして頂くために、病室の壁に棚を作り、建物全体の壁紙も素敵なものに張り替えております。そしてWi-Fi環境を設置し、無料でご使用いただけるようにいたしております。
入院中のお食事について
当院のお食事に対する考えは、「人工調味料を使わず、心が和む優しい味付けをすること。そしてご出産された時の思い出に残る料理を楽しんで頂くこと。」です。お母さんたちは日頃、主婦として、体がきつくても毎日ご家族のお食事を作られています。出産という大変なお仕事を達成し、お疲れになっているお母さんたちに、せめて入院中に、ごちそうを召し上がって頂こうという素朴な気持ちを込めて、経験豊富なフレンチと和食および中華の料理人に厨房を任せております。本格的なフレンチや和食、中華料理をお出ししますが、母乳栄養を考慮して、カロリーを考え、乳脂肪分などが過剰にならないように気を付けております。
またティータイムには、アフタヌーンティーセットや飲茶(ヤムチャ)コースをご用意しております。夕食には、ご出産のお祝いの気持ちを込めて、フレンチのコース料理に加えて、和食のお祝い膳や中華ディナーもご用意しております。入院生活が楽しく、よい思い出になりますように、厨房スタッフが一生懸命お作りする料理を、どうぞお楽しみ下さい。