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月経の異常

月経の異常
(月経痛、月経不順など)

1.月経痛(月経困難症)・月経前症候群の治療

通常、月経痛にはいわゆる鎮痛剤を内服することが一般的な対処法です。しかし市販の鎮痛剤では効果が弱く、毎月の月経痛(月経困難症)や月経前症候群(PMS)に悩まされている女性が増えています。この月経前症候群というのは、月経が始まる3~10日前に発症する様々な、身体的だけではなく精神的な不調をいいます。身体的症状としては、下腹部膨満感、疲労感、腰痛、頭痛、むくみ、乳房緊満感などです。精神症状としては、気分の浮き沈みが激しい、イライラが止まらない、うつ気分が強いなどです。

近年このような月経痛や月経前症候群に悩む女性にLEPといわれる、女性ホルモン剤が開発され、鎮痛剤が効かない女性に効果が認められています。女性ホルモン剤、いわゆるピルという名称は「避妊薬」のイメージがありますが、ピルは丸い薬の俗称です。今や女性ホルモン剤は、避妊用だけではなく、月経痛および月経前症候群用、月経を移動させるためのピル、緊急避妊用など様々な用途に合わせて使い分ける時代です。月経に悩まないで、気軽にご相談して下さい。患者様に合う治療法を一緒に考えていきたいと存じます。

また当院では漢方療法にも力をいれており、LEP製剤と漢方薬の併用も行っております。

2.月経不順の治療

月経不順にも様々なタイプがあります。その女性が置かれている社会的および身体的な状況(結婚の有無、職業、生活環境、挙児希望の有無、持病の有無)によって、治療法も異なります。ゆっくりとお話をお聞きして、患者様のご心配が解消され、ご希望が叶うような外来を心がけております。