初めて当院を受診される方専用 24時間ネット予約

育児支援

育児支援

当院は、ご出産後の育児をサポート致します。 当院では、産後のお母さんが元気で楽しい育児や生活ができること。赤ちゃんがすくすくと健康に育っていくこと。 これらを応援する育児支援を診療の大事なテーマにしております。

入院中の育児や産褥期のお話

当院では、退院した後、お母さんが育児や生活に戸惑わないよう、育児の注意点や、産後のお母さんの心身の変化、生活の上で気を付けることなどを、詳しくお話ししています。また、退院後の育児相談は夜間でも受け付けております。

母乳外来

母乳育児は、出産後のお母さんの最大の悩み事です。 当院では助産師による母乳外来を毎日行い、産後2週間健診や1ヵ月健診に限らず、お母さんの状況に合わせて、母乳外来に通院して頂き、母乳育児を応援しております。

産後の心のケア

今、産後のうつ病や虐待の増加が社会問題になっています。 出産後悩みが生じた方とは電話訪問や面談を通して精神的支援をさせていただいております。 「育児に自信が持てない。気分が不安定。子供の泣き声を聞くとイライラが止まらない。急に不安になる。夜眠れない。何事もやる気がしない。」など心の問題でお悩みの方は、他院でご出産され方でもご遠慮なくご相談下さい。 スタッフ全員で褥婦さんを応援いたします。つらい方は夜でも結構です。まずお電話を下さい。 育児のつらさや子どもへの複雑な思いを決して一人で抱えないで下さい。 福岡市では保健所の保健師さんとネットワークを作り、みんなで褥婦さんを見守り、サポートするシステムがあります。

福岡市産後ケア事業

当院は、2016年12月から開始された福岡市産後ケア事業の委託施設に認可されています。この事業の目的は出産後の早期に家族等から家事・育児等の援助が受けられず、育児支援を必要とする母子を対象として、心身のケアや育児のサポートを行い、産後も安心して子育てができるよう支援をしていくことです。福岡市に住民票がある方および当院と契約がある市町村(大野城市、春日市、那珂川市)に住民票がある方が対象になります。

具体的には、日帰り(デイケア)もしくは宿泊をおこない(ショートステイ)、産後の体の管理(疲労回復、食事、睡眠など)、授乳(母乳栄養)、沐浴、子育て全般の知識や考え方(こどものあやし方・遊び方、育児の環境、体重や便・尿の管理、スキンケア、児の発達・成長の評価)、お母さんの精神的な不安や不満について、助産師からの指導やケアを受けることができます。

他府県で出産して福岡で生活しているが、周囲に親戚や友人がいない方、家族の事情で育児の応援を頼むことができない方、その他様々な理由で、育児に悩みや、不安、疲れを感じている方は、一人で悩まないで下さい。この福岡市の育児支援の事業をご利用されることをお勧めいたします。

当院では平成9年の開院以来、育児支援を大切な診療の柱と位置づけ、力を入れて参りました。この実績を基に、他院でご出産されたお母さんの育児も応援したいという思いで、この事業が開始された当初から委託施設の認可を受けました。今までたくさんの方々に利用して頂き、好評を得ております。ご利用をご希望の方は、事前に当院にご相談して頂くことになります。

※またR4年7月1日からは、以下のように内容が見直しされました。

(1)流産や死産を経験して1年未満の女性も対象とする。
(2)産後1年未満の母のみの利用も可とする。
(3)家族からの支援が受けられる否かは、産後ケア事業利用の要件として問わない。

詳しくは福岡市のホームページか、当院までお問い合わせ下さい。ご利用をお待ちしております。

両親学級

当院では育児支援の一環として、「父親のための両親学級」を開き、お父さんになる妊婦さんのご主人に、院長と助産師がお話をしております。
具体的には、「妊娠、出産、産褥期(育児期)とはどのようなものか。そして、それぞれの時期に夫が分担できる家事や育児、加えて精神的サポートにどのようなものがあるか。」などをお話しております。
近年、出産後の女性の精神的トラブル(神経症、うつ病)の増加が社会問題になっています。
また核家族化が進み、仕事を持つ女性が増えた現在、「男は外で仕事。妊娠、出産、育児は女の仕事。」という時代ではありません。
夫が育児休暇を取ることが義務化される時代が、ようやく日本にも到来しました。しかし現実的には直ぐに一般化されることは困難です。
それでも、「実際に夫が家事や育児を分担することが当然とされる時代に、自分に何が分担できるか。」を、夫として考えて、夫婦で話し合うきっかけにして頂ければと考えております。
日曜日の昼間にご夫婦に集まっていただき、楽しい雰囲気のなかで、ご主人たちに様々な提案をさせていただいています。
我々スタッフは、新しいお父さんたちの育児も一生懸命応援していきたいと思っております。

また動画の配信も行っております。
QRコードを差し上げますので、携帯電話で見て頂くことができます。

タッチケア

タッチケアとは、お母さんが赤ちゃんを見つめ、語りかけながら赤ちゃんの素肌にしっかり触れる、撫でる手技をいいます。そのことを通して、「親子の絆」を深めていくことを目的にしています。 当院では、生後3カ月頃に、タッチケア教室を開いて、楽しみながら育児をおこなっていくことをご紹介いたしております。 他院でご出産された方でも結構ですので、教室受講をご希望のお母さんはお電話でご予約をお願いいたします。

日本タッチケア協会 (https://touchcare.net

離乳食教室

産後5ヵ月頃に、お母さんたちにクリニックから教室開催日をご連絡致します。専門の栄養士が調理の実演をしながら、お母さんたちへご指導いたします。和気あいあいの雰囲気で、楽しい教室を開催しています。

予防接種、その他

1)赤ちゃんの予防接種

肺炎球菌、5種混合、B型肝炎ワクチン、ロタウイルスワクチン、MRワクチン、日本脳炎、水痘、おたふくかぜ接種を行ないます。

2)新生児聴覚スクリーニング

生まれたばかりの赤ちゃんに「音が聞こえているかどうか。」簡単に検査することができます。2019年4月からは福岡市に住民票がある方は公費負担で検査料が無料となります。ぜひ検査をお受け下さい。

3)福岡市の風しんワクチン助成事業について

2019年3月1日から、福岡市による風しん抗体検査(無料)と、風しん予防接種の一部助成が開始されます。

対象者は以下の方です。
福岡市民で ①妊娠希望者 ②妊娠希望者もしくは妊婦の、配偶者(パートナー含む)、同居者(生活空間を同一にする頻度が高い家族など)

当院に現在、妊娠もしくは出産後で通院されている方に関しては、

1.妊娠初期の血液検査で風しん抗体が不十分と言われた方(HI抗体が32倍未満)は、妊娠中にご主人(同居者)が、風しん抗体の検査を無料で受けることができます。その結果、風しん抗体が無ければ、3000円の自己負担金で、MRワクチンを受けることができます。

2.妊娠初期の血液検査で風しん抗体が不十分と言われた方(HI抗体が32倍未満)で、ご出産を終えられた方は、血液検査の風しん抗体のデータのコピーがあれば、抗体検査を受けなくても、3000円の自己負担金で、MRワクチンを受けることができます。
詳しくは、当院にお問い合わせ頂くか、福岡市のホームページをご覧ください。

4)子宮頸癌ワクチン

子宮頸癌ワクチンの公費接種を、当院でも行っております。 (対象者:小学校6年生~高校1年生)
※子宮頸がんワクチン・キャッチアップ接種について
子宮頸がんワクチン・キャッチアップ接種の対象者の方は、(平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれ)キャッチアップ接種(公費接種)が令和7年3月31日で終了するにあたり、標準的な期間で3回の接種を終了するためには、1回目の接種を9月末までに終了することが必要でした。しかし、短縮スケジュールでも公費負担となることが認められています。

短縮スケジュール
1回目接種:令和6年11月28日まで
2回目接種:1回目接種から1ヵ月後
3回目接種:2回目接種から3ヵ月後
となります。

キャッチアップ接種の対象の方でまだ1回目接種がお済でない方は11月28日まで1回目接種が可能です。ご希望される場合は、ご予約が必要ですので、まずはお電話でご相談下さい。(092-864-8080)

5)母体へのRSウイルスワクチン接種について
RSウイルスは、生後間もない新生児に、気管支炎や肺炎を引き起こし、入院が必要になることもある注意が必要なウイルスです。
RSウイルスに対するワクチンを妊婦さんに接種することにより、妊婦さんが造った抗体が胎盤を通して胎児に移行します。この抗体が、出生後、赤ちゃんをRSウイルス感染から守ってくれます。2024年5月から妊婦様への接種が認められましたので、当院では8月から接種を開始しております。
ワクチンをご希望される場合は、ご予約が必要ですので、詳しくは事務スタッフにご相談下さい。